2016年8月25日

小松ナイト

8月は色々とイベントがあったのですが、中でも力を入れて頑張ったのが「小松ナイト」です。

これ、何かといいますと、今年6月にできた「みんなのワインバル」で
赤ワイン、白ワインに合う料理を、地元の食材を使って提供しようという企画です。

自分はプロの料理人ではないので、
今回は参加者に食材費を出してもらってボランティアでやりました。



当日は、スタッフを入れたら40名近い人が参加してくれたと思います。
もともと参加者の募集もオープンにしようとかと思っていたのですが、
周りの人に声をかけたら、2日で30人近く集まって。。。有難い限りです。




みんなのワインバルについて、簡単にご説明しますと。

大三島でワイン用の葡萄を栽培し、ワイナリーを作ろうという動きがあります。
建築家の伊東豊雄さんが代表を務める団体が主導していまして
すでに島で葡萄を育てていて、来年からは他所の醸造施設で作った大三島産葡萄のワインが飲める予定です。

大三島でワインを醸造するのはまだ先の話ですが、
将来的には大三島産の葡萄で、大三島のワイナリーで醸造したワインが飲めるのです。
なんと夢のある企画でしょう!楽しみですね。

この企画を島で動かしているのが、移住者仲間の川田君です。ご興味がある方はこちらを。


川田君はもともとソムリエをされていてワインのスペシャリストです。
その彼が週末だけ、大三島でオープンしているのが、「みんなのワインバル」です。
バルでは、オープン当初から、定番メニューとして「みかん酵母パン」を扱っていただいてます。

この写真の真ん中の人が川田くん



私は料理が大好きなので、東京にいた頃から、よく家に友だちを招いてパーティーをしてました。
大体、昼14時頃からはじめて、夜中0時頃まで。。。

その間、自分はほとんど料理をしているのですが、全然苦にならないんですよ。

自分の料理をつまみながら、みんなが楽しそうに過ごすのを見るのも好きだし
なんか、幸せだなと、自分が生きている意味を感じるというか、まぁ、そんな感じなのです。

彼女と一緒になってから、そういう暮らしをしているので、パーティー料理暦は5年くらいあります。
今回の企画は、完全にその延長線上で、白と赤に合うプレートを作りました。




白ワインプレートのメニューは。。。

天然真鯛のみかん酵母パン粉焼き
鱧とレモンマリーゴールドのマリネ
ひよこ豆のフムス
揚げなすアップルビネガー
地エビのセモリナ粉揚げ


白ワインプレートに使っている魚介は大島宮窪産です。大島は大三島の隣の隣の島です。
小松ナイト当日の朝に、鱧とエビは宮窪に仕入れにいきました。
いつも最高の魚介を分けてくださる漁師さんに心から感謝してます。

野菜は、大三島産の有機野菜にこだわりました。
大三島には、移住者を中心として10名以上有機農業を営んでいる方がいます。
100種類以上のハーブを有機で育てている方もいます。食が豊かな島なのです。




赤ワインプレートのメニューはこちらです。


大三島産猪肉×ぶどう酵母×赤ワインの煮込み
キャロットラペ
鶏レバーと発酵バターのペースト
揚げなすのバルサミコマリネ
有機野菜のスパニッシュオムレツ


赤ワインプレートのメインディッシュは、なんといっても「猪肉」です。
猪肉は、しなまみイノシシ活用隊からご提供いただきました。

この猪肉を、自家製の葡萄酵母に漬け込んで、赤ワインで煮込みました。

今回使った葡萄酵母は、外国産のオーガニックレーズンですが、
将来的には「みんなのワイナリーの葡萄」で実現可能だと思ってます。

酵母で漬け込むと、肉が柔らかくジューシーになります。
肉を噛むと、じんわりと葡萄の甘味を感じます。自信のある一品です。


その他にも、有機農家さんが平飼いで育てた卵と有機野菜をふんだんに使ったスパニッシュオムレツ、抗生物質を一切使っていない無投薬のレバーを使ったペーストなどを準備しました。

これらの料理に、みかん酵母パン食べ放題で1プレート1000円!
原価率は100%ですが、日ごろお世話になっている皆様に感謝の意をこめて料理しました。



小松ナイトには、DJも入ってくれました。この方も有機農家さんです。
今回は、にんじんと、みかんジュースを提供してくれました。

あっ、そうそう、DJ瀬戸が事務局を勤める音楽イベント「島ジャム」が
2016年10月16日に開催されます。

小松製パンもフード部門で参加するので、ご興味がある方、ぜひご参加ください。

2016年8月24日

パン屋なのか!?ピザ屋なのか!?

7月下旬に大三島で、大きなイベントが2つありました。
「鶴姫祭」と「サマーフェスタ in かみうら」です。

その準備・運営と、8月に入ってからの怒涛のイベントラッシュで、
なかなか薪窯でパンを焼くことができず、この1ヶ月、一度も薪窯でパンを焼いておりません!

その代わり、ピザをいっぱい焼いています。
プライベートも含めたら300枚以上。。。


8月に入ってから今日までに5回ピザ教室を開催しました。
大人子供で参加者は約35名ほどありました。まだ2クラス残っています。

自分が作った薪窯は、地域の方たちにも広く使っていただきたいと思ってまして
その使い方講習をかねて今年はピザ・パン教室を15クラスほど開催します。

その第1弾がピザ教室なのです。

ピザ教室の様子を、有機農業者チームの皆様と共にご紹介します。


ピザ教室は、生地を捏ねるところから始まります。
参加者の殆どが初体験です。



ボウルに、水、粉、塩、イースト、モルトパウダーを入れて、20分くらいひたすらにこねます。
はじめはべとつく生地も、徐々にまとまって、なんだか楽しくなってきます。



捏ね上げた生地は、密閉容器に入れて1次発酵させます。




1次発酵させている間、薪窯に火をいれます。
窯内の温度が500度以上になるように熱します。
薪も十分乾燥しているので1時半くらいで目標の温度に達します。



窯を温めている間、ピザの具材をきります。
それから、トマトソースをつくります。

初回の参加者は島で有機農業を営む方々だったので、
大三島の有機野菜をふんだんに使いました。



島の男たちは、たいてい料理をするので、みんな包丁の使い方がうまいです。
それ以上に、洗い物がうまい!みんな鍛えられてます。


準備した野菜と生地を持って、窯の前でピザ生地を仕上げていきます。
(写真を撮り忘れて、ここだけ、別グループのお母様です。)


オリジナルトマトソースと、野菜をたっぷりのせて、ピザを焼き上げます。



ピザに生卵をのせると、トロッと高級感のあるピザに仕上がります。
味も最高に美味しいです。(上の写真のピザはちょっとのせ過ぎですけどね。。。)


食べるとこんな素敵な顔になっちゃいます。

ちなみに、このお写真の方、私のみかん酵母に使っている柑橘を提供してくださっている
花澤家族農園の花澤さんです。お世話になってます。


集合写真もパチリ!
今回参加していない有機農業者の方もまだまだいるので、大三島ってすごいですよね。
こんなに仲間がいたら、そりゃー楽しいですよ。



はじめピザ生地には、パンと同様に北海道産の強力粉キタノカオリを使っていましたが
今の一押しは「ハルユタカ」です!生地の伸びがよくて、ピザ生地に向いていると思います。
キタノカオリは吸水性が弱いのか、伸ばそうとするとすぐに破れます。


薪窯がいつの間にか、パン窯からピザ窯になっているのですが9月に入ったらパン焼きます!

9月8日(木)は、大三島で国体のプレイベントとしてロードレースがあります。

このイベントでみかん酵母パンを販売することになったのです。
薪窯で焼くので、数は用意できませんが、大三島でしか食べられないみかん酵母パンをお届けします。