2016年5月15日

酵母用のみかん栽培

この4月から、私が住んでいる地域でみかん畑(園地)をお借りしています。
家から徒歩5分の好立地!家から草刈機を担いでいける距離です。
草刈が勝負なので、ちゃんと自分で草刈機も買いました。Hondaの4サイクルエンジン!快調です。


私が移住した上浦町は柑橘栽培が盛んで、いたるところに園地があります。

一番柑橘が盛んだったのは40年位前。
みかんは、かなり高値で取引されていたと聞きます。みかんで立派なお家が建ったとか。

でも、全国的にみかん栽培が盛んになり、市場価格も下がり
担い手不足も重なって、耕作放棄地となった園地も多いのです。

耕作放棄状態から3-4年経つと、みかんの木は殆どダメになるようです。
雑木が生い茂り、栄養不足から木が弱って、枯れこんでいくそうです。

1-2年で引き継げば、木はまだ元気で何年も実をつけてくれます。


お借りした園地には、20本ほど温州みかん(南柑20号)が植わっています。
人が入らなくなってから1年しか経っていないので、まだまだ元気です。


園地からは、瀬戸内海が見えます。
草刈の合間にちょっと顔を上げるとこの風景があるんですから、なんともリッチな立地です。



今時期は、みかんの花が咲いて作業をしているといい香りに包まれます。



私がお借りしたときは、猪の獣害が激しくて、枝がバキバキに折られていました。
折られた枝から、病気になったり、枯れていくそうなので、そういう木は思い切って剪定しました。

剪定した部分には、癒合促進剤を塗ります。
ボンドを塗ったり、アルミを張ったり、墨をスプレーしたりと色々と手法はあるようです。

これをしないと剪定した箇所から木が弱っていくということでした。




梅雨時期は3週間くらいでしっかりと雑草が生えてしまうので、
草刈は頻回に行う必要があります。特に、株周りは草をしっかりと抜く必要があるそうです。

株周りに雑草が生えているとカミキリムシやテッポウムシが隠れやすく
幹に穴を開けて木にダメージを与えるリスクが上がります。

この園地のみかんは酵母用に皮をつかうこともあり、
無農薬栽培で管理するので害虫が住みにくい農地を目指します。

まぁ、現時点では害虫も益虫も、無知で区別つかないんですけどね。