2015年11月28日

第2回地域おこし協力隊全国サミット in ひょうご

11月28日に神戸のポートピアホールにて、
第2回地域おこし協力隊全国サミットが開催されました。

全国で活躍する協力隊4名(卒業生含む)がサミットの中で活動報告をしたのですが、
その内の1人に選んでいただきました。


600人くらいは会場にいたでしょうか。




前日に自宅で柑橘酵母パンを焼いていったので、プレゼンでばっちりアピールできました。
懇親会にてこのパンを振舞ったのですが、ご好評いただいたような気がします。


プレゼンのタイトルはこんな感じです。
バックの写真は、大三島から見える日の出です。瀬戸内海、本当に綺麗ですね。

第2回全国サミットの様子はこちらでレポートされています。
「全国サミット事後レポート」http://www.chiikiokoshitai.jp/report/hyogo

2015年11月20日

紙製煙突の焼却


紙製の煙突を焼却するために、窯に火を入れました。
まずは上段に角材を入れてガンガンに火を焚いていきます。


完全に乾燥した角材を使用したこともあり、勢いよく燃えていきます。



30分くらいすると、紙製の煙突から黒い煙が出てきました。


しばらくして、完全に紙製の煙突に火がついて燃えていきます。


ここまで燃えればこっちのものです。

紙製の筒に火がついてから20分程度で完全に燃えきりました。
この燃えた穴の中に、ステンレス製の煙突を設置する予定です。



下段にも薪材を入れて、耐火モルタルで補修した箇所など熱で固めていきます。
耐火モルタルは常温では固まりませんが、温度が上がるとしっかりと固まります。

何度くらいまであげればいいのかは定かではないのですが、
自分的には300度以上かなと。




下段で燃えた薪は、上段の後方部から、上段の前方にある煙突に向かって熱を送ります。
上段は円状になっているので熱が滞留して、温度を一定に保つようです。


下段でガンガンに火を焚いたところ、窯内の温度は340度まで上がりました。



前方を見てみると、ありゃ。。。ひび割れてます。
かなり温度が上がったのできっと窯が膨張して、接合面にヒビが入ってしまったのだと思います。

見える場所では、この箇所意外にヒビが入ったところはありませんでした。
窯にヒビが入るのは当たり前らしいので、補修しながら使っていきます。

2015年11月16日

窯扉


待ちに待った代物が到着いたしましたぁー!
いやこれは、本当にテンションがありました。


ダンボール箱を開けると、じゃぁ~ん!鉄製の「窯扉」です。


設計図を参考にした石窯太郎さんのホームページでご紹介されていた方に依頼しました。
完成した窯扉はすごい綺麗で感動しました。。。

サイズもバッチリ合いました!

鉄が本当に綺麗だったので、このまま設置しようと思ったのですが
お世話になっている工務店の方から「鉄扉を長持ちさせるためのアドバイス」をいただき
扉に耐熱塗料スプレーをすることにしました。



鉄扉は表面がすべすべなので、このままスプレーするとすぐに剥げてしまうとのこと。
荒い布やすり(#40使用)で表面に傷をつけてからスプレーをします。

鉄扉が本当に綺麗だったので、傷をつけるのには気が引けましたが、、、
思いっきり傷だらけにしてやりました。ごめんなさい。




取っ手の部分は木製なので、耐熱塗料スプレーが掛からないようにしっかりと養生してから
スプレーしました。

使用したのは、こちらのスプレーです。上下段の扉で1本半使いました。

耐熱塗料スプレーをすることで、錆びにくく耐久性があがるとのことです。
黒のスプレーを塗っても、窯扉はやっぱりかっこいいです。


窯扉の下段を固定するために、煉瓦を加工しました。


ディスクグラインダーで赤煉瓦を加工して、窯扉を受ける箇所を作成していきます。
この溝部分にはアサヒキャスター(耐火セメント)を入れて、扉下部を固定します。


また、耐火煉瓦と鉄製窯扉の接合には耐火パテを使いました。


耐火パテとアサヒキャスターを窯扉に塗って、下段の扉を固定していきます。



赤煉瓦と窯扉はぴったりと合いました。
さらに隙間にアサヒキャスターを入れて固定していきます。



下段の窯扉の設置が無事にできました!



上段は、耐火パテのみで固定していきます。
窯扉のサイズがぴったり合っていたので、耐火パテだけでこちらもしっかり固定ができました。

耐火パテの乾燥には24時間程度かかるようです。

2015年11月13日

赤煉瓦クライマックス

煉瓦積みマシーンを使いながら、順調に赤煉瓦は積み上がっています。


一番の難所であった、温度計設置部と加湿窓の部分は終わったので
後は淡々と赤煉瓦を積むだけです。



窯の前面には変型の赤煉瓦を入れますが、
これはディスクグラインダーであっという間に加工ができます。

耐火煉瓦に比べると、赤煉瓦はディスクグラインダーで簡単にカットできますし
煉瓦タガネで割るのも簡単です。


というわけで、赤煉瓦350個が積み上がりました!
嬉しい。。。嬉しすぎます。


上から覗き込むと耐火煉瓦の窯部分が格納されて、なんだかかっこいいです。

赤煉瓦と耐火煉瓦の隙間部分に、残りの砂200kgを入れていきます。




無事に砂が入りました。
この砂が窯の保温効果を高めて美味しいパンが焼けるはずです。

いやー火入れがとっても楽しみです。

2015年11月11日

アーチ状に赤煉瓦

加湿窓の設置箇所は、変則的に煉瓦を積む必要があります。

実際に、煉瓦を仮積みしながら、目地位置などを確認しました。
赤煉瓦の加工も同時に進めていきます。


変則的に積む箇所は、全てのレンガ加工が完了してから積み作業をしました。



同僚のロッキーが手伝ってくれたおかげで、
4時間程度で「加湿窓」と「温度計設置箇所」のレンガ積みが完了しました。

さらに、赤煉瓦をアーチ状に積む作業もしました。



この作業は1人ではできなかったので、ロッキーがいてくれて本当に助かりました。



アーチ部分は意外とすぐに作業ができて、1時間半くらいで赤煉瓦を積み上げました。




綺麗なアーチ状になってます!

これで、耐火煉瓦と接している赤煉瓦は全て積むことができました。

耐火煉瓦は、水に濡れた状態で温度を上げると割れる可能性があります。
なので5日程度は乾燥させてから、火入れをしたいと思ってます。

11月17日に一度火を入れて、
煙突部分の紙パイプやダンパーのベニヤ板は焼却しようと考えています。

2015年11月9日

赤煉瓦×350

350個の赤煉瓦をひたすらに毎日積んでいます。
積みマシーンを使うと、最速で1日4段(70個)ほどの煉瓦を積むことができます。

計算上は5日で赤煉瓦が詰めます、が!
単純に真っ直ぐに煉瓦を積めばよいわけでもないので
意外と時間がかかります。。。



調理台横部分の赤煉瓦積みが少し変則的でした。
本来、半丁の赤煉瓦を積むところを、通常の1丁の煉瓦を積みました。

つまり半丁分の下は空洞になっています。
この箇所は安定させるために、砂を入れました。


耐火煉瓦で造ったパン窯と、外壁の赤煉瓦の間に砂を入れることで
窯内の温度を下がりにくくすることが可能になるようです。

最終的に窯の中には400kg以上の砂を入れます。
今回は200kg分を入れました。あっという間に200kgが隙間に吸い込まれていきました。



窯の左側には、加湿用の窓が開いています。
ここに、ロングノズルのスプレーを差し込んで加湿します。


スプレーを差し込むスペースを確保するために、上のように煉瓦を積みました。
通常のレンガだと、収まらないので半端な部分はディスクグラインダーで削ります。


ばっちり収まりよくレンガを積めました!
反対側の温度計がついている箇所も、同様に煉瓦を積んでいきます。


2015年11月5日

赤煉瓦積みマシーン

ダンパー設置箇所のアサヒキャスター(耐火セメント)は、無事に固まりました。
あとはベニヤ板と紙パイプを焼き上げれば、ダンパーと煙突の取り付けが可能です



さて、半円状に耐火煉瓦を積む作業と、ダンパー設置部の製作が完了したので
外壁の赤煉瓦積みをはじめます。

これから積む赤煉瓦は、約350個!!です。
なかなかの数ですね。


この赤煉瓦積みを効率的に進めるために、「煉瓦積みマシーン」を作成しました。

工務店さんに相談したところ、左官さんが使う厚み12mmの棒板があるということで
この棒を購入して、マシーンを作りました。

2本の棒は厚みが12mmなので、この棒の間にモルタルを盛って
その上に赤煉瓦を積めば完成なのです。


実際に使ってみると、とてもスピーディーに作業が進んでいきます。

高さ12mmの木枠に耐火モルタルを入れて、煉瓦ゴテで平らにならします。


モルタルは、綺麗に水平に盛ることができました。
この上に赤煉瓦を積んで、目地を詰めていきます。


実際に煉瓦を積んでみると、はい、綺麗です!

煉瓦積みマシーンと共に、スピーディーにかつ正確に赤煉瓦を積んでまいります。

2015年11月4日

ダンパー設置部


ダンパーは、窯内の空気量を調整するのに重要な装置です。

パンを焼くときは窯内部の熱気が逃げないようにダンパーは閉めるようですが、
こればかりはやってみないと分かりませんね。


ダンパーを設置する箇所に、ベニヤ板を入れて、耐火セメントで固めていきます。
セメントが固まったら、ベニヤ板を焼き上げて、その箇所に鉄製のダンパーを設置します。


ダンパーの大きさに合わせて、ベニア板を切断します。
ベニヤ板の厚さと幅は気持ち大きめにしました。


木枠には、ベニヤ板を差し込む用に切れ目を入れます。
ガムテープで接合した枠ですが、これでも強度は十分でした。



耐火セメントを流し入れる前に、煙突設置部に紙パイプを入れます。
実際に使う煙突の径が115mmなので、ちょっとだけ径が広めの紙パイプを入れました。

この紙パイプも、ダンパー設置用のベニヤ板と同様に焼いて除去します。


紙パイプとベニア板は、耐火セメント(アサヒキャスター)を入れて、固定していきます。

アサヒキャスターは乾燥が速いので15分ほど手で固定すれば、あとは手を離しても大丈夫です。