2015年9月30日

耐火煉瓦積みもあっという間に10段目までやってきました。

ここからはできるだけ正確に煉瓦を積みたいので
まずは墨を引いて煉瓦を置く場所を正確に把握します。


1時間くらい時間をかけて6個の煉瓦を積みました。


微調整しながら慎重に作業をしましたが、真っ直ぐにかつ水平に積むのは難しいです。

写真には写らない歪みはあります。
まあ、こだわりすぎると時間が足りないので多少はよしとします。


焼床用の大型の耐火煉瓦を積んだせいで後方部の煉瓦が交互になりませんでした。
このため一部を解体して積み直しました。
耐火モルタルは火を入れないと硬化しないので、何度でも積み直しが可能なのです。


煉瓦を積みなおして後方部分の煉瓦も交互になりました。
交互になっていることで、煉瓦壁の強度は上がるようです。

煉瓦の積み方には色々と種類があるようでして、
この積み方は「長手積み(半枚積み)」というらしいです。
瓦積みの中でも強度は弱い方です。

※煉瓦積みの種類にご興味のある方はこちらをご覧ください。



10段目まで無事につみあがり、ちょっと窯っぽい感じがでてきました。


余談ですが、窯作りの作業をしている横に20㎡ほどの畑があります。
ここで同僚のロッキーが畑をすることになりました。

彼は島の厄介者である竹を原料に肥料作り(その名も”竹パウダー”)をしています。
この畑で、竹パウダーの実験をするみたいです。楽しみです。




2015年9月29日


焼床の両サイドに耐火煉瓦を置けるように、ディスクグラインダーで煉瓦を加工しました。
加工する量が多かったので、午前中はディスクグラインダーに没頭しました。

粉塵が舞うので、マスクとゴーグルは必須です。



耐火煉瓦を加工するとき、はじめは時間をかけて押し付けるようにカットしていたのですが
煉瓦が高温になって、溶岩のように飛び散るので危険です。

これが正しい使い方なのかどうかは分かりませんが。。。
両手でしっかりとディスクグラインダーを固定しながら、
頻回にディスクグラインダーを動かして煉瓦をカットすることにしました。

押し付けて切るのに比べると3分の1くらいの時間でカットできます。

こんな感じです。↓(音が心地よくないのでご注意ください。)




このディスクグラインダーで切れ目を入れた煉瓦を、煉瓦タガネで叩いて2等分します。


断面が粗いので、さらに表面をディスクグラインダーで磨きます。
1時間半くらいで10個は加工したと思います。

途中からだんだんと楽しくなってきます。




午後は仲間たちが手伝いに来てくれたので、あっという間に煉瓦が積み上がっていきます。



薪を焚く部分は完成しました。
下から撮影すると、なんか遺跡みたいでカッコいいです。


この焼床に4段の耐火煉瓦を積んで、アーチを作っていきます。

2015年9月28日

本日はパン窯の要である「焼床」を設置しました。

パン窯の設計を考え始めたときから、焼床はどれくらいの大きさになるかと
紙を焼床の大きさに切っては妄想にふけっておりました。

はじめは大谷石と耐火煉瓦を2層にして、直接焼床にパンを置く設計も考えました。
でも、鉄板(オーブン皿)を差し込む構造にした方がパンを効率的に焼くことができるのと
大谷石が高価なので、耐火煉瓦1層の焼床にしました。


煉瓦を積み上げる前に、焼床を置く場所を確認するために実際置いてみました。

今回購入したのは、SK34大判(600x300x65)というサイズです。
これが最大のサイズだったので、焼床の横にはスペースが生じます。

このスペースにはカットした耐火煉瓦を入れる予定です。


事前に焼床を置く場所に墨を引いたので、その場所に合わせて焼床を置いていきます。

非常に単純な作業と思っていたのですが水平を取るのが難しくて意外と時間が掛かりました。


特に前方のコの字型になった部分に耐火煉瓦を積むのは時間が掛かりました。
10回位は、「焼床を乗せて→外して→目地幅を調整して」を繰り返したと思います。



煉瓦の微調整をするときは、煉瓦に木の板を宛て金槌で叩いて調整するのですが、
その振動で、一部の目地が割れておりました。



作業の最後に、目地を補修しました。
この目地補修には結構な時間と手間が掛かります。

でも、ここで手を抜くと窯に火を入れたときに大きなヒビが入ったり
強度が出ないと思うので、入念に目地の補修をしながら作業を進めています。



設置した焼床を眺めていると、色々と想像が膨らん楽しいです。



2015年9月25日

研修とシルバーウィークがあったことから、1週間ぶりに作業を再開しました。
この間で耐火モルタルはしっかり乾燥していました。

耐火モルタルはセメントのように固まるわけではなく、
高熱を入れてはじめて固まるので自然乾燥するとひび割れを起こします。


目地幅が広いほどヒビ割れが大きくなります。


2-3mm程度の幅で水分量少なめのモルタルで煉瓦を接着するとヒビが入りにくいようです。
煉瓦側面はヒビが入っていますが、下部は目地が狭いためヒビは入っていませんでした。



ヒビが入った場合は上から耐火モルタルを塗って補修していきます。
目地ゴテでもできるのですが、幅が狭いので、防水手袋をしながらモルタルを練りこみました。
この作業を繰り返すと、目地にヒビが入らずにしっかり接着できるようです。


8段目の耐火煉瓦も無事に積みあがりました。
6段目まではガタガタしていますが、7段目以降は綺麗につみあがっています。




次回は焼床を積みます。

毎日新聞さんが、9月25日朝刊でパン窯作りの様子を記事にしてくださいました。

毎日新聞9月25日(金)22面 第47806号


内容は、毎日新聞のオンライン版よりご確認いただけます。

2015年9月16日

6段目まで耐熱煉瓦を積んだ時点でかなり歪が出てました。
原因は目地幅を10mmから3mmに変えたことです。

2段目から目地幅を変えればよかったのですが、窯扉のサイズが小さくなることを懸念して6段目までは前面の幅を変えずに変則的な積み方をしたため、後方部の煉瓦は階段のようになっています。

ということで、7段目からは本来あるべきサイズで目地幅を3mmにして煉瓦を積むことにしました。



まず目地幅3mmで寸法を計算し直して、墨を引きました。
このサイズに合わせて煉瓦を積んでいきます。


煉瓦を積んだ後には設計通りの幅になっているのか、コンベックスでこまめにチェックします。
水平器も使って煉瓦が水平に積めているかを確認していきます。



煉瓦を積み上げると目地幅が小さくなった分、段差が生じてしまいますが
ここからは真っ直ぐに煉瓦を積み上げるのでよしとしましょう。


7段目は3時間くらい時間をかけて、設計どおりの幅に煉瓦を積んだので綺麗です。

時間をかけてしっかり綺麗に煉瓦を積んだ方がいいなと改めて思いました。



6段目までガタガタしていますが、この部分は焼床で表には出てこないですしパンを焼く上でもそれほど悪影響はないと思います。。。と信じています。


2015年9月15日

本日は耐火レンガを6段目まで積み上げました。

午前中は同僚のロッキーが手伝いにきてくれて
午後は初の一人作業だと思ってレンガを積んでいたら
リーダーと涼くんが手伝いにきてくれました。ありがとうございました。


昨日の反省を踏まえながら、
今日は薄めに耐火モルタルを塗って一気にレンガを積む作戦でレンガを積んでいきます。


このやり方は目地を薄く均等にできて上々です。
3mm程度の目地で安定して積み上げることがきます。


ただし、昨日は仕方ないと思っていたレンガの歪みが結構大きくなっています。

途中で目地幅を変えたので仕方ないといえば仕方ないのですが、
やっぱり綺麗に作りたかった。。。
6段目までは諦めて、7段目から頑張って綺麗に積み上げていきたいと思います。


今日は、L形という横長のレンガを1つ使いました。企画当初は この長いレンガの下に
補強の鉄板を入れようか考えていました。でも、このL形はかなり強度があるので
鉄補強なしで進めることにしました。



レンガの歪みはあるものの、予定通り6段目まで積み上がりました。

まっすぐ綺麗にレンガを積むためにはやはり貫と水糸が不可欠ですね。

外壁の赤煉瓦積みのときにはしっかり高さと幅を水糸で示しながら
作業をしようと心に決めました。


2015年9月14日

耐火モルタル1段目が積み上がって3日が経過しました。
カチカチに固まったモルタルを想像していたら、レンガがポロリと手で取れます。
あれ!?

そうなんです。耐火モルタルは普通のモルタルと違って数百度の熱を加えないとかたまらないのです。。。事前に調べて知っていたもののこんなにも簡単に外れて、しかもひび割れるのはおかしいです。


目地にはいくつもヒビが入っています。


もしかして、耐火モルタルの使い方を間違えたかと思いまして
メーカーさんにお電話して聞いてみました。

ご返答は「耐火レンガは目地2mm 〜3mm程度で接合してください」とのこと
「もし目地を厚めにしたいなら耐火セメントを使ってください」というご説明でした。

設計の段階から目地10mmで全て計算していたので、もしも目地を2-3mmにすると
設計が完全に崩れます。釜扉のサイズも変わります。

ということで、ある程度の歪みは覚悟の上で、釜扉のサイズに合わせて前面のレンガは積んで、横面と後ろ面は極力目地を小さくしてレンガを積むことにしました。 焚き口扉の上のレンガを積むまではこの変則的な積み方で対応することにします。


今日は、度々お力を貸してくださる支所の大先輩がディスクグラインダーの使い方を教えてくれました。この道具、かなり危険です。

レンガを削るだけで火花が出ますし、しっかり握っていないと弾かれて高速回転する刃が自分に当たる可能性もあります。電源コードも巻き込まれないように、細心の注意を払って作業を進めなくてはなりません。


先輩の華麗なるディスクグラインダー使いを撮りましたので↑、どうぞ!



ディスクグラインダーで切れ込みを入れたレンガは、レンガタガネで叩いて割ります。
割れた面がざらついているため、さらにディスクグラインダーで断面を綺麗にします。



加工したレンガを含めて、本日は2段目から4段目までのレンガを積みました。



レンガの左右で高さが違わないように水平器で確認するとバッチリ高さはあっています。
基礎を水平に作ることができたおかげでしょうか。


目地幅を大幅に変えたため、綺麗にレンガが積み上がっているとは言い難いのですが、
写真(下)でみると合格ですね!



大先輩が遅くまで作業をサポートしてくださったおかげで
予定通り作業を終えることができました。ありがとうございました。

2015年9月11日

大三島は連日雨が続いてましたが、今日は気持ちよく晴れました。

耐火煉瓦積み日和でございます。
隣島、大島のめぐたん、上浦支所の先輩、ゴリさん、ロッキー、涼くんが手伝いに来てくれました。
ありがとうございました。

本日の作業は、耐火煉瓦の1段目を積むことです。



煉瓦を積み始める前に、煉瓦3段基礎(参照)の上に墨を引いて
煉瓦を並べる場所にしるしをつけます。



しるしを付けた場所の4隅の高さが均等になっているか確認するためにレベル測量をしました。

結果は、1000mm、1000mm、999mm、1002mmで4隅の誤差はわずか3mm!
基礎はほぼ水平になってました!感動。


これで、安心して煉瓦を積むことができます。

赤煉瓦を積んだときは、煉瓦を水に漬けてから作業を開始しましたが
今回は耐熱煉瓦ということで煉瓦は水にはつけません。

耐火煉瓦を水に漬けない理由は。。。
 ・耐火モルタルは水分が煉瓦に吸われることで固定されるので
  先に煉瓦を水に浸しておくと水を吸わずに固定されない。
 ・乾燥時にスポーリング(煉瓦破損)のリスクが高くなる
ということらしいです。



まず耐火モルタルを攪拌機で混ぜていきます。

通常のモルタルに比べて耐火モルタルは重たいです。
攪拌機で混ぜていても、普通のモルタルと全然違うことを感じます。


キメが細かいので粘土質で、ベタベタとモルタルがコテに付いてきます。
作業には意外と力が必要です。


前回の煉瓦積みの反省を踏まえて、煉瓦の横面にもモルタルをのせて煉瓦を積んでいきます。
これで目地(煉瓦と煉瓦の間)にモルタルを後から入れる必要がなくなり、効率よく作業が進みます。



耐火モルタルのベタつきに、はじめは苦戦しながらも
作業は順調に進んで2時間程度で耐熱煉瓦1段目を積み終わりました。

1人で作業をしていたらおそらく丸一日掛かったと思います。
手伝いに来てくれた皆様には本当に感謝です。

来週は8段目まで煉瓦を積む予定です。